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注射の痛みを和らげるパッチ登場 “チクリ”我慢には弊害が From:加藤
Date:2017/12/13(Wed) 08:09  No.1144
注射の痛みを感じにくくさせる薬があることをご存じか? 日大医学部麻酔科診療部長の加藤実医師に話を聞いた。
 今月13日、注射予定部位などに貼ることで麻酔効果が得られ、注射の痛みを和らげる外用局所麻酔剤「エムラパッチ(一般名リドカイン・プロピトカイン配合貼付剤)」が発売される。
 すでに2012年にはクリームが発売されているが、「塗った後密閉して皮膚への透過性を高める」という手技の手間を省き、「貼ればよいだけ」と簡単に使えるようにした。パッチ、クリーム共に健康保険適用だ。
「痕が残るほど皮膚を強くつねっても、痛みを感じることがないほどの効果があります」
 英国などでは10年以上前から「マジッククリーム」の名称で一般的に使われているが、日本では医師の間でも認知度が低い。加藤医師は「一部の小児科を除いて、患者側から言い出さなければ使われないのが現状。存在自体を知らない医師も多い」と指摘する。
 注射の痛みなんて我慢すべき、と考える人もいるだろう。しかし特に子供において、外用局所麻酔剤を用いる意味は大きい。
「小児にとって注射の痛みは身体的な痛み体験だけではなく、恐怖体験にもなります。記憶として定着し、その後の医療行為全般に対しても拒否的な行動を取るようになることが多々あります」


阪神・岩田、ゴールデンスピリット賞受賞「岩田稔基金」創設へ From:加藤
Date:2017/12/10(Sun) 16:51  No.1143
阪神・岩田稔投手(34)が7日、ホテルオークラ東京で行われた報知新聞社制定「第19回ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席した。同賞はプロ野球人の社会貢献活動を表彰するもので、岩田は自身も闘う1型糖尿病の研究基金に09年から1勝につき10万円を寄付。患者と家族の約400人を球場に招待してきた地道な活動が評価された。

 黒のジャケットにちょうネクタイ姿で表彰式に現れた左腕は「なかなかこういう活動を評価して頂けることはない。すごくうれしいです」と頭を下げた。1型糖尿病患者の小学生から寄せ書きのパネルを贈られると、顔をほころばせながら、感激した様子を見せた。

 受賞式ではノーベル賞受賞者で京都大学IPS細胞研究所の山中伸弥所長がスクリーンに登場。「苦しんでいる患者さんを支援されていることは本当に素晴らしいし、敬意を表します。新しい治療を届けることができるように、日々努力を続けていきたい」とビデオを通じてメッセージを送られると、サウスポーも「1日でも早くというのが患者の思いです」と願いを込めた。

 今回の受賞をきっかけに、岩田は「岩田稔基金」の創設を決断。詳細は未定だが、糖尿病患者の支援を幅広く継続していく方針だ。「プロ野球選手になった時も言ったんですけど、僕しか1型糖尿病の患者はいない。絶対に崩れられない。僕の頑張っている姿を見せることができればいい」と、さらなる飛躍を誓っていた。


持病隠して免許更新・事故、危険運転容疑を適用へ 栃木県警、足利の30代女性に From:加藤
Date:2017/12/10(Sun) 08:31  No.1142
運転に支障を及ぼす持病を隠して運転免許を更新し7月、持病の影響下で交通人身事故を起こしたとして、県警が自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道交法違反(質問票の虚偽申告)の疑いで足利市、30代会社員女性を近く書類送検する方針を固めたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。両容疑は2011年の鹿沼6児童死亡事故をきっかけに法制化され、同時に立件されるのは県内で初めて。


<1型糖尿病>「理由明示せず年金停止」患者9人が国提訴へ From:加藤
Date:2017/11/12(Sun) 11:29  No.1139
幼少期に発症することが多い「1型糖尿病」の患者9人が障害基礎年金を打ち切られたのは不当だとして、国に年金の支給再開を求める訴えを月内に大阪地裁に起こす。国は明確な理由を示さないまま、支給要件となる障害2級の認定を取り消しており、9人は「病状が改善していないのに突然打ち切られたのは納得できない」と主張している。
 提訴するのは大阪、奈良、福島3府県に住む26〜48歳の男女9人。いずれも未成年時に発症し、20歳で障害基礎年金を申請して障害等級2級と認定された。
 「日常生活が著しい制限を受ける程度」が2級の認定条件。9人は2〜3年ごとに病状に改善がないとして更新を認められてきた。
 しかし、厚生労働省の委任を受け、審査する日本年金機構は2009年に1人、昨年12月に8人に対し、「2級に該当しない」と通知。年間約80万〜100万円の年金支給を打ち切った。厚労省は詳しい理由を明らかにしていない。
 1型糖尿病は根本的な治療法がないだけに、9人は「症状や検査結果に改善はなく、国はこれまで通り年金を支給すべきだ」と主張している。
 9人が所属する患者団体「近畿つぼみの会」によると、昨年、理由が不明確なまま年金の支給を停止された患者は34人に上り、関係者は「年金支出削減のために打ち切ったのではないか」と話す。
 厚労省は「障害の状態は医学的に判断している。訴訟についてはコメントできない」としている。【原田啓之】

 「通院減らすしか」原告女性
 「患者の命を国はどう考えているのか」。大阪府岸和田市に住む原告の女性(35)は突然の打ち切りに憤る。
 5歳で1型糖尿病を発症した。1日3度のインスリン注射が欠かせず、幼少時は保健室に何度も通った。専門学校で保育士の資格を取り、卒業後に福祉施設に就職。だが、勤務中に発作を起こして倒れ、再発の恐れから外では働けなくなった。
 現在、同じ1型糖尿病の夫(35)と長男(9)との3人暮らし。夫はパチンコ店で働き、女性は内職をしているが生活は楽ではない。夫婦で年間約200万円の障害基礎年金を受給していたが、昨年12月、女性への支給が突然打ち切られた。その理由に思い当たる節は全くない。病状は以前と変わらず、月約4万円の治療費が重くのしかかる。
 女性は「夫の年金も打ち切られると、もう通院回数を減らすしかない」と不安を募らせる。【原田啓之】

 


低血糖症で運転し死亡事故、危険運転致死の疑いで男逮捕 インスリン投与量誤ったか 警視庁 From:加藤
Date:2017/11/18(Sat) 15:29  No.1140
東京都杉並区の都道で、低血糖症の状態で車を運転し、交通整理中だった警備員の男性をはねて死亡させたとして、警視庁杉並署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の疑いで、埼玉県越谷市七左町の無職、渡辺純一郎容疑者(51)を逮捕した。調べに対し、「運転中に意識を失った」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は16日午後4時10分ごろ、杉並区高円寺南の都道で、低血糖症で意識が低下した状態で車を運転。交通整理のために車道に出ていた警備員の湯沢武さん(61)=東京都東村山市美住町=に衝突し、死亡させたとしている。
 杉並署によると、渡辺容疑者は糖尿病の治療のために自宅でインスリンを注射。現場の約2キロ手前から記憶が途切れがちになっていた。インスリンの投与量を誤ったために血糖値が下がりすぎ、低血糖症になった可能性があるという。
 現場は片側3車線の直線道路で、左側車線に工事のためにトラックが駐車中だった。交通整理のため、湯沢さんがトラック後部に立っていたところに渡辺容疑者の車が突っ込んだ。
 湯沢さんは車両2台に挟み込まれて内臓を損傷。搬送先の病院で死亡が確認された。


「再発性の失神」で死亡事故、危険運転致死罪で起訴 From:加藤
Date:2017/11/02(Thu) 08:24  No.1138
失神して意識障害が再発する恐れがあると認識しながらタクシーを運転し、死亡事故を起こしたとして、大阪地検は1日、タクシー運転手林義隆容疑者(73)=大阪府豊中市=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)の罪で起訴した。「再発性の失神」による危険運転致死での起訴は同地検では初めてという。

 起訴状によると、林容疑者は10月11日午前9時50分ごろ、失神して意識障害になる恐れがある状態で車を運転して意識障害になり、女性(88)をはねて死亡させたとされる。林容疑者は府警の調べに「過去にも意識をなくしたことがあり、運転に支障が生じる恐れがある状態とわかっていた」と説明しているという。

 林容疑者は同日に自動車運転死傷処罰法違反と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで現行犯逮捕されていた。地検はひき逃げ容疑については不起訴処分(嫌疑不十分)とした。理由については明らかにしていない。


子どもたちの「希望の星」に――1型糖尿病の阪神・岩田がマウンドに立ち続ける理由 From:加藤
Date:2017/09/15(Fri) 14:02  No.1137
糖尿病に「1型」と「2型」があるのをご存じだろうか。生活習慣病としてよく知られているものは、2型を指す。一方、1型糖尿病は生活習慣とは関係なく罹患し、何が原因かも根本的にはわかっていない。2型に比べて発症率も低く、知られていないがゆえに誤解されることも多い。その1型糖尿病を患いながら、プロ野球選手として活躍するのが阪神タイガースの岩田稔投手だ。高校2年生で発症してから17年。岩田投手はどのように病気と向き合ってきたのか。

「不摂生してたんちゃう?」根強い誤解
降板直後は、ふらふらになることがある。体がだるく、めまいを起こすこともしばしばだ。阪神の左腕・岩田稔(33)は、何でもないことのように言う。
「この前の試合もそうでしたけど、気持ちが入り過ぎると、血糖値が上がり過ぎてしまうんですよ」
正常な人であれば、暴飲暴食をした後でも血糖値は140 mg/dL程度だ。しかし、岩田は300近くまではね上がってしまうことがある。
「試合が終わって、ホッとした後に、ガクンと下がったりするんです」
1型糖尿病――。
岩田は、こう呼ばれる病を背負いながら、プロ野球のマウンドに立ち続けている。
成人の生活習慣病といわれる、いわゆる「糖尿病」は、正確には「2型糖尿病」と呼ばれ、1型糖尿病とは区別される。
インスリンは血糖値を下げる働きをするが、体質や生活習慣によってインスリンの働きが弱くなる2型糖尿病に対し、1型糖尿病は、免疫機能の異常などによってインスリンを分泌する細胞そのものが破壊されてしまう症状である。そのため、1型糖尿病にかかると生涯、注射器による毎日のインスリン投与が欠かせなくなることが多い。
岩田の主治医、竹川内科クリニックの竹川潔は説明する。
「ウイルス感染などによって1型糖尿病にかかると、免疫機能に異常をきたし、体に必要なものまで攻撃してしまう。結果的に、膵臓の中でインスリンをつくるβ細胞がやられてしまうんです。ですから、インスリンを打たなければならないわけです」
2型糖尿病に比べると1型糖尿病は「糖尿病の患者さんの約5パーセント」(竹川医師)と少数派で、十分に広く認識されていない。そのため「糖尿病」と言うと、生活習慣病である2型糖尿病だと思われることが多く、岩田も、しばしば誤解を受けてきた。
「今でも言われますよ。『不摂生しとったんちゃう?』みたいな。そんなことぜんぜんないのに」
――人知れぬ苦労があるわけですね。
「ちょいちょい、ありますね。ふわはっはっはっ」
岩田は腹の底から笑う。それは周囲の人の下手な同情が入り込まないよう、バリアを張っているようでもあった。

命を守るためのポーチ
岩田が1型糖尿病を発症したのは、高校2年生の冬だった。全国優勝の経験もある強豪校・大阪桐蔭で、岩田は、野球漬けの生活を送っていた。
年末年始の休みを利用して、岩田は、両親と兄と、家族4人で和歌山へ家族旅行をした。その道中、激しい疲労感と、異常なほどの喉の渇きを覚えた。
「風邪かと思ってたんで、スポーツドリンクとかコーラを飲んでいた。とにかく、しんどかったんで病院に行ったら、1型糖尿病だと言われて。即入院でしたね。血糖値が800近くまで上がっていたそうで」
当時、診察にあたった竹川が振り返る。
「もうちょっと、何もせんかったら意識がなくなって、生命にもかかわり得る状態でした」
耳慣れない病名を聞き、岩田の脳裏を真っ先によぎったのは、「もう野球、できひんのやろな……」という絶望感だった。
しかし、その真っ暗な気持ちに、一冊の本が光を与えてくれた。竹川は、元メジャーリーガーで、巨人でも活躍した投手であるビル・ガリクソンの『ナイス コントロール! ガリクソン投手のおくりもの』という本を差し出した。ガリクソンも1型糖尿病患者だったのだ。
竹川は岩田に「ちゃんと治療すれば、なんでもできるんだよ」と力説した。
「彼は元来、落ち込まないタイプなんですけど、病気を知ったときは、まず呆然として、さすがに打ちひしがれていました。でもガリクソンの話をしたら、今でも覚えてますけど、目つきが変わりまして。『がんばりますわ』と」
以降、岩田は、手ぶらで出かけることはなくなった。インスリンの注射器や血糖値測定器を入れたポーチを必ず携帯した。
そのポーチの中身を机に並べて見せてくれた。
「やってみましょうか? まずは血糖値を測らないといけないんです。これが血ぃ出す針です。これで、指先を……」
そう言って、利き手とは逆の右手薬指の先に針を刺す。これまで何万回と針を刺されただろうその部分の皮は、黄色く変色していた。皮が分厚くなっているせいだ。
小さな球形の血が浮き出る。それを測定器に当てて血糖値を測る。その数字に応じて、打つインスリンの量を微調整するのだ。
岩田が使用しているインスリン注射には、朝と睡眠時の2回打つ「持効型」と、朝昼晩の食事の前に打つ「超速効型」の2種類がある。つまり毎日、最低でも5回は注射を打たなければならない。
注射はどこに打つのかと問うと、岩田はユニホームをたくし上げ、両手で、右の脇腹をつまんだ。
「ここも何度も打ってるんで、しこりみたいになってる。硬くなってしまったんです。そうすると効き目が薄くなる。だから、本当は硬くなっているところを避けてやわらかいところに打ったり、場合によってはお尻とか足とかに打ったほうがいいらしいんですけど、つい慣れてるところに打ってしまう」
病気と付き合い始めて、もう17年目になる。

1型糖尿病患者の「希望の星」に
1型糖尿病にかかり、最大の挫折は、高校3年生のときだった。社会人野球の強豪でもある地元大阪の大企業に内々定をもらっていた。しかし病気を理由に突然、取り消された。「(監督に聞くところによれば)糖尿病はいらん、みたいな言い方をされたみたいですね」。そのときの心境を、最大限、ジョークを装って言う。「まじ、クソやな、この会社と」。
岩田は関西の名門・関西大学に進学することになった。「大学卒業するときは、絶対もっとエエとこ、就職したろうと思いましたね」。
そして4年後、球界随一の人気を誇る阪神タイガースに入団した。
確かに1型糖尿病は血糖値のコントロールさえきちんとできれば問題はない。ただ、それを誤ると、大変なことになる。阪神入団後、岩田にも苦い経験がある。
2010年秋、高知県・安芸で、翌日にキャンプ・インを控え、同僚4人と食事に出かけた。食べる前にいつもと同じ量のインスリン注射を打った。しかし、体重を落としていた時期だったため、炭水化物を控え、野菜ばかり食べていた。しかも、その日のメニューは鍋料理で、締めのご飯が出てくるまでに時間がかかった。そのため、十分な糖分をとる前にインスリンが効き始め、血糖値が急降下。明らかに変調をきたした岩田は部屋に戻るなり意識を失い、救急車を呼ぶ騒ぎとなった。
「酒を一滴も飲んでないのに、めっちゃハイテンションになってきて。挙げ句、普段はそんなこと絶対しないのに、後輩に説教したりしてたらしいです……。頭、ぶっ飛んでたんでしょうね。いろんな人からお叱りを受けました。ぬわはっはっはっ!」
竹川は「インスリンの管理には『量(単位)』と『タイミング』をコントロールすることが肝要」だという。岩田の場合、周囲の人間が岩田の病気のことを知っていたため事なきを得たが、一歩間違えれば、大変な事態になりかねないミスだった。
1型糖尿病は、アスリートにとって、致命傷にはならない。ただ、病気にかからないに越したことはないだろう。それでも、岩田はこう話す。
「1型になってなかったら、プロ野球の世界に入ってこれなかったんじゃないかな。内定を取り消されて、見返してやろうと思ったから、がんばれた。病気のおかげかなと思います。僕と1型は切っても切れない関係ですね」
高校2年生時の岩田にとってガリクソンがそうだったように、今や、岩田は1型糖尿病患者の「希望の星」だ。そのことを、あえて口にはしないが、十分に自覚している。
年に2回、10組20人の患者とその家族を甲子園球場に招待し、オフには、全国のそうした人たちの集まりに顔を出す。
まだ、限られたところしか行けてない。いちばん遠くて、仙台かな。まずは野球ですけど、引退した後も、全国、いろんなところを回ってみたい」
岩田は、「1型の子どもたちが、どんな顔をして過ごしているか、すごく気になる」のだという。
「僕が訪ねることで、がらっと変わる子がいるかもしれないじゃないですか。少しでもいいから、1型の子どもたちの力になりたい。『適当にやっとっても大丈夫やで』ってことだけでも伝われば」
「適当っス」
「適当なんで」
岩田は取材中、何度も「適当」という言葉を使った。ただし、1型糖尿病の血糖値コントロールに「いい加減」は許されない。
岩田が伝えたいのは、深刻になり過ぎないで欲しいという、子どもたちへの切なる願いだ。1型糖尿病は、岩田がそうだったように、治療と管理さえ継続すれば、あきらめなければならないことなど一つもない。


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