小笠原諸島、母島には東京竹芝桟橋から父島までおがさわら丸で25時間半、
1時間後に父島を出航する、ははじま丸で2時間と世界で最も時間の掛かる釣り場の一つだろう。
遠いが故、釣り人も少なく最後の楽園だと言えよう。



東京から28時間程経つとやっと母島が見えてくる。



母島に近付くと、最初に私達を出迎えてくれるのが鬼岩。
沖に鬼岩の離れがある。
以前水中カメラマンがこの近くで行方不明になったと聞いたが、
恐ろしいような潮の流れだ。



鬼岩の離れは、潮が速くまた船着場が低い為ベタ凪でないとなかなか乗れない。
こちら側が沖向きで深いが、はえ根が多く釣りずらい。
鰆根向きは低く、暗くなると波が見えなく釣りにならない。



鬼岩向きは浅い水道となっているが、魚の通り道となってるようでアタリは多い。



エイを上げようとしてたら、近くを大型の魚の影が横切った。



これだったのだろうか?
エイの後にきたカッポレ、143cm、38kgだった。



姉島に向かう渡船から見た二本岩(正面)。
こちら側から見ると名前の意味が分からない。



横から見た二本岩、右側の岩がポイント。
やはり潮が速く水深がある。



これは、裏側から見たもので凪の時に左下に乗れると凄いらしいが
残念ながらまだ、乗れたことはない。



二本岩で釣れた、コクハンアラ116cm



宙釣りにきた、アオチビキ



姉島のローソク岩、この磯もベタ凪でないと乗れないし
もし夜中に荒れ出すと見ての通り逃げ場は無い。
はえ根の無い所は全てポイントという感じだが、
大型を掛けると瀬擦れで取れない事が多いいようだ。



ローソクで釣れた、小型のコクハンアラとカッポレ。



下から撮ったローソク。



鬼岩の近くにある乾崎。



この磯の鬼岩向きは垂直で底まで真っすぐ仕掛けを降ろす事が可能だ。
30m程の深さで、釣り易いが波が駆け上がってくるので注意が必要。



乾崎で釣れたコクハンアラ、125cm



乾崎はこれが多くて、2日で130cm30kgを筆頭に4匹釣れたこともあった。



北港の出口にある梯子段、低い磯だが唯一歩いて道路まで出る事ができる。



はえ根が多くて3人が限度、沖に父島見える。



梯子段で釣れた、カッポレ47.7kgとギンガメアジ。



姪島の東部にある、鮪根(夜釣り根)でこれも滅多に乗れない。



夜釣り根から姪島、母島を望む。



餌釣りで釣れた黄色いササヨ、小笠原だけにいるらしい。



バラハタ(チギ)で小笠原ではよく釣れる。
南方ではシガテラ毒があるとも言われるが、ここのは大丈夫。
食べてみたが、黄色いヒレさえ気にしなければ美味しくいただけます。



母島はウツボが少なく滅多に釣れない。
クエの餌に最適とも言われるが、結果が出るほどウツボが釣れない。



鰆根、これが一番上がれる可能性の少ない磯だ。
夜釣りは禁止されてると聞いたが、やりたくない。



昼なら、上がれるが影もなく相当の覚悟が必要。



裏高根、大きな岩だが釣り座は低く夜は波が洗う。
夜中に、大物のアタリがよくあるがバラシてばかりだ。



母島でお世話になってる渡船、第八中丸。