ヤシガニの料理教室 

今日はヤシガニを料理したいと思います。ヤシガニ、産卵からある程度の大きさになるまで海で育つ事は分かっていますが、まだ生態がはっきり分かってなくヤドカリの仲間だとされています。沖縄本島のマキシ公設市場で生きているのが、運が良ければ売っていますが、捕まえてからすぐ食べるか、冷凍保存しないと身が痩せてしまうのはタラバ、ズワイ、ハナサキと言った蟹と同じです。拳位の大きさのでも車の鉄板などはハサミで簡単に曲げてしまう力を持っていますので、取り扱いには充分注意してください。これは、冷凍ものです。この大きさになるまで、45年位はかかります。

水洗いしたものを茹でます。ちょっと、鍋が小さいです。この出汁も「沖縄そば」として使えます。

茹で上がりました。生きたままだと30分かかかりません。慣れた人じゃないと「生きたまま」鍋に入れるのは危険です。
挟まれるか、自分の手を勢い余って茹でる事になります。

普通の蟹と同じように甲羅からばらします。

足、尻の部分に分けます。甲羅の方はほとんど食べるところがありません。
「蟹を食ってもガニ食うな」の言葉どうり、ガニもあります。

問題の尻の部分ですが、ここをきちんと処理しないと間違いなく「アタリ」ます。腹痛所の騒ぎでは終わりません。
この、糸のような腸を必ず取り出して下さい。これさえきちんとしておけば、あたる事はありません。絶倫です。
私は好きなのですが、体が熱くなるのであまり食べられませんが、本当に絶倫です

結構長くて、上手く抜かないと途中で切れる事があります。切れても問題はありませんが、
必ず全部の腸を取り除いてください。

完成です。ミソと、足、二匹分です。これで、三キロ位でした
味は足はまさに蟹、よりこいです。ミソはアンキモとイカの肝を足して溶かしたような感じです。
これ食ったら何が「タラバじゃー」となるでしょう。