《M.I ノット》


サルカンや三又サルカンに糸を結ぶとき、最後はどうしても糸を引いて絞めることが多いので、大まかには合っていても、厳密には長さがまちまちになってしまうものですし、強度も落ちます。そこで下記のような結び方をすると長さを決めることができ、なおかつとても強い結びなので覚えておくと便利かもしれません。僕は捨て糸以外は総てこの結びで結んでいます。この結び目から切れたことはないので、とても信頼度の高い結びだと思っています。



                       【結び方】

まず接続するサルカンの環に手前から糸を通します(写真1)。
          
               写真1


通した糸をメインの糸の左に抜き、もう一度手前から通します(写真2)。
      
                 写真2

そして今度は2度目に通した糸の向こう側から糸を通します(写真3)。
      
                 写真3

これを絞めます(写真4)。このとき注意することはハリス側の糸は滑らせず、ハリス側でない方だけを引いて締め付けます(ここでハリス側を引っ張ってしまうと長さが変わってしまうし強度が落ちます)。
        
              写真4

その後編み付け補強の要領でハリスに余り糸を4回巻きつけます(写真5〜8 図?)。
             
                       写真5

                   
                       写真6
                   
                        写真7
                     
                        写真8

余り糸ギリギリで切って出来あがりです。(写真9〜10)
                    
                         写真9
                   
                         写真10
 
 この結びの特徴は直接的な結びではなく、間接的な結びであることです。編みつけることによってハリスの手前マツリを防ぐ効果もありますし、糸が鋭角に曲がる所がなく、結ぶ時に糸を滑らせないので糸に傷がつくことが少ない結びです。また糸が糸を保護するようになっているためとても強い結びだと思うのですが、なぜか教科書には出ていないようです(もしも出ている本があったら教えて下さい)。慣れれば簡単な結びで、僕の釣りの中では最も使用頻度の高い結び方です。因みにオーストラリアに行ったときにこの結びをやっていたら、デッキハンドから教えてくれと言われ、このノットを教えたところ絶賛してくれました。
“M.I ノット”とでも名付けましょうか。
  ちなみにM.Iノットとパロマーノットについてはほぼ同様の強度を出すのですが、パロマーノットで結んだ場合、太い糸を使うと糸に癖が付いて真っ直ぐになりません。それに対してM.Iノットはほぼ真っ直ぐに結べます。下の写真は200号の糸をクレンサルカンLに結んだ状態です。左がM.Iノット、右がパロマーノットです。