2003年小笠原遠征

    大鵬 作               


超魚会2003年小笠原遠征のメンバーは6人
左後ろから超怖いIZU(もろこ、クチジロ狙い)
冷凍氏の釣友W氏(クチジロ一筋)、超面長の大鵬(大きければなんでも)
超丸顔の夜光(丸い物以外なら)前列左が超変態の冷凍(もろこ、クチジロ、女狙い)
右が超元気な姫島(なに狙い?

6199時過ぎ竹芝桟橋に集合、この時期にしたら乗船客が多い
後で分かったが本土復帰35周年の記念行事があるらしい。(調べとけ!)
並ぶのが遅くなり一番底のデッキで寝る事に・・・
その上、直前の便で1人父島に着かなかった方と同じEデッキだ
台風6号がノロノロ進む中の出航となった

母島の船頭さんから台風による南西のウネリが残り南側の磯は全滅との連絡があった
上がれる磯は乾崎から東港周辺までだ
25時間半の退屈な船旅ポイント図を見ながら海が凪ぐのを祈る

台風の影響を避ける為に飛ばしたのだろうか?父島に50分も早く着いた
昼食を取りははじま丸に乗ればもう少しで大型魚と会える・・・
母島が見えてきた少しウネリが残っているしかし低い母島の磯これだけ有れば充分だ

沖港に到着したら、第八中丸の船頭さんが飛んで来た
南側の磯はやはり無理との事、乾崎に4人ネブクロに2人だ
今年は、客がダブり第八中丸に私達6人と他に8人
私達は、紹介された真漁丸で乾崎に向かう。休憩の宿も無いので3日の磯泊まりだ
冷凍さんと夜光さんがネブクロに上がった
冷凍さんはFF480HHにインター80STW
シーハンター1502.5mmワイヤーに磯ハンター804本編み改良カジキ60号(でかい!)
夜光さんはがまくえインパルス100号に9/
磯ハンター60号ワイロン28番ムロネムリ35号だ(細い!)

私達4人は乾崎に上がる、予定の磯だ
この磯は投げる必要がなく、真っすぐ下に30m程入る
過去にスジアラの大型も釣れており期待が持てる
磯に最後に降りる時に船頭さんが私に
「先週7.5キロが2匹出たから釣れますよ」ってなんの話や・・・
早速場所を決めて釣りを開始する、一番上が姫島さん
中間部にIZUさん、下が私だ。W氏は一番下で竿を出した
姫島さんはプロターゲット100号に14/0、ナイロン150
ケブラーの吸込みにクエ50
IZUさんはがまくえインパルス100号に12/
シーハンター100号ワイロン28番改良カジキ40
W氏は赤い派手な竿に小さいリールと細い道糸
私は、インストラクター大鵬REC20012/0シーハンター120
ワイロン26番ムロネムリ40
ペンリールは全員ハンドルドラグと強化ピニオンに補強してある


2投目に小さいツチホゼリが釣れた、良い感じだ!
ところが・・・この後、暗くなっても何も来ない
小さいサメばかりが釣れる

何も釣れないまま朝を迎えた
何かおかしい・・・バラフエ、バラハタもいない
朝から釣り始めた、クチジロ狙いのW氏にアタリが・・・

4キロ強らしい、ポイ!
母島は5キロ以下のクチジロはリリース
キープは1匹だけと決められているが不味いらしい

クチジロはいるようだ、思い直してササヨを付けて投げたら・・・
なんでこうなるの???
3mを越す大型のサメがーーーーー
えらい目におうた・・・
このサメいきなり左に走ったので一瞬ガーラか?っと喜んだが
凄い重量感のわりにスピードがもうひとつ
姿を見るのに30分近く掛かってしまった
もっと早く勝負出来るのだが母島の磯は柔らかく竿尻のアンカーが心配で心配で
アンカーは抜けなかったが、バネがへたってしまい
クッションゴムにワッシャーがめり込んでしまった

元気な姫島さんは石鯛竿で浮き釣りをIZUさんはクチジロを狙う

浮き下10ヒロできたカッポレ
非常に美味しい魚で早速冷凍さんに裁いてもらった

2日目の昼前に乾崎に遊びに来た冷凍さんにアタリ!
相棒の夜光さんが宿に休憩に帰った為だが
船頭さんに宿に帰る客は28年やってて2人目だと言われたらしい。(過去の1人は熱中症)

これも4キロチョットでリリース
釣っては投げ釣っては投げって変った釣りやなー
私は、クチジロを初めて見た、今まで一緒に来た仲間でやった人がいなかった為だが
母島だと簡単に釣れるんやな

クチジロ釣り大会になってしまった
W氏にアタリ、今度のは今までと引きが違うようだ!
よく曲がる赤い竿でリールを巻くと私にはいつも何か掛かってるように見える
反対にW氏は私の竿にツチホゼリが来た時、何も付いて無いと思ったらしい

「でかいっ!」と声が飛ぶ、W氏ガッツポーズだ
小さいやんと思うが大きいらしい

8.1キロ!!!

自己記録更新らしい、フーーンよかったね・・・

2日目も日が傾いてきた
クチジロは釣れるがクエ竿に大物のアタリが無い
ネブクロもサメと滅多に釣れないウツボが釣れたくらいで
小型のチギ1匹だったらしい

大物のアタリが無いまま3日目の朝を迎えた
ヨスジフエダイ、ハマフエフキの生餌がいつまで経っても生きて帰ってくる
水汲みバケツで汲んだ海水が過去の遠征時に比べ異常に冷たく感じる
朝の弁当船で船長に聞くと24.2度だと言う。2度以上低い・・・(調べとけ!)
おまけに船長から「こんなに潮の通らん乾崎も珍しい」と嬉しい言葉まで

フエフキの生餌にまたサメ、こればっかり
冷凍さんにラインをカットしてもらった

いろんな釣りをする姫島さんがクチジロ狙いを始めたが一投目でこれ
これは釣れる。(これしか釣れん?)ポイ!

クチジロに飽きて?石鯛竿での浮き釣りで姫島さんに良い型のカッポレが2匹きた。
それではとその竿を借りてやった夜光さんにきたカンパチ。
いつもなら、ササヨの下にカッポレが見えるが今回は全く見えない
浮き下10ヒロ以上で小物が釣れる。

冷凍さんにも大型のクチジロがきた、8キロだ!
クチジロ釣りに来たんやないどーーホンマにー・・・

終わってしまった
夜中にIZUさんにイッテンフエダイの良型がきたが後は小型のサメやウツボ。
記念撮影出来るのはクチジロだけと残念な結果となってしまった。
ありゃー、磯でビール30本飲んだだけの遠征になってしもたどー
来年こそは、来年こそは、もっと飲むぞ!

お世話になった、真漁丸船長
ありがとうございました

おまけ

2日目の朝にきたサメ、何度もバネがくっ付く程の引きでしたが
愛用のバネがへたって短くなってしまいました
こんな事になったの初めてです、もう使用不可でしょうか・・・

バネのクッションが無くなった場合を考えて下に入れていたゴム
バネとゴムの間に入れていたワッシャーがゴムの中にめり込んでしまいました
どれ位の力が掛かるとこうなるの???
12/0にシーハンターの120号だったが、最初のやりとりで道糸がめり込んでしまった
シーハンターは磯ハンターに比べめり込み難いので糸が出なくなった時不思議に思ったが
スプールの端に道糸がきた時スプールに沿ってめり込んでいた
クロスさせて巻いてもこれは防げない、糸が出ていた為親指でスプールを回転させて事無きを得たが
大鵬が折れるとかと思った。多分、その時にバネやゴムがやられたのだろう