2008年 超魚会奄美大島遠征

 
作 こばんざめ


冷凍さんの企画で9月19日〜23日に、関東3人(堤防さん・冷凍さん・こばんざめ)・関西3人(大鵬さん・夜光さん・つかやんさん)の6人の奄美大島遠征が決まっていたが、台風13号がノロノロと動きが遅い上に、予報がコロコロ変わり、行けるのかヤキモキしていたがうまい具合に台風到着が遅くなり行ける事になった!

関東組は7時に羽田に集合、8時15分に奄美大島ぬ向けて離陸した。
冷凍さんと堤防さんが巨魚談議で盛り上がっている中、私は釣った事がないので、聞き役でいたら何時の間にやらウトウトと・・・


定刻より少し遅れて奄美に到着
荷物を受け取り、レンタカーを借り取り敢えず食事をとる事にした。
私の運転で、向かったのは奄美大島名物の鶏飯を食いに「ひさ倉」に。


私が食べたのはとりさし付き鶏飯 1350円
適当に具材をご飯の上にのせ、だし汁をかけて頂くのだが、これがまた旨いの何のって!
あっさりなのだが1杯目を食べ終わると後を引き3杯も食べてしまった。だし汁がうまさの秘訣です!
お口直しのパパイヤの漬け物もいけます。
ここで堤防さんと運転を代わった、堤防さんが運転席に座ったとたんに晴れてるのに雨が・・・
さすが雨男!と一同爆笑。


腹も膨れて、次は夜釣りに必要な物を買い出しに「ビック2」向かう。冷凍さんから聞いていたがスーパーの釣具コーナーに「シーハンター 150号」が・・・
むぅ〜ん、さすが巨魚釣りのメッカ奄美!恐るべし(-_-;)
などと感心しつつ、物色しているとオモリが目に付いた。えっ、100号が280円強!?やっ安い!地元の釣具屋の約1/3!思わず100号と120号を5ヶずつ買ってしまいました。 冷凍さんのお薦めで網代笠も購入。 買い物を終え、冷凍さんが奄美でいつもお世話になっている古仁屋の釣具屋「ミスター和」に向かった。

一通り挨拶と雑談を終え、今度は渡船でお世話になる「あらた丸」の船長の店「新田商店」にてご挨拶をすませ、
近くのクロネコヤマト・瀬戸内営業所に荷物の受け取りに。

この時点で関西組の到着の連絡を受けていたので、すべての荷物を船の所まで運ぶ事にした。
しかし、6人分の荷物を出してもらってビックリ!荷物の多い事(^^;)
それに重いの何のって、1人でカーゴ1台分の人も・・・。軽トラで3往復めで関西組とクロネコで合流して、全ての荷物を港に運び終えた。


荷物の一部、手前のと船の前の。 それに4日分の飲み物と2日分のコマセと付け餌(カツオ)が追加される。 (一部モザイク処理したのは見苦しい訳じゃないですよ(^^;) ご当人のプライバシー保護の為です)


ここで、晴れさんチーム(大鵬さん・冷凍さん・こばんざめ)と
雨さんチーム(堤防さん・夜光さん・つかやんさん)に荷物わけし、
「ミスター和」に餌やコマセを取りに向かう。

2日分×6人、軽トラ満載で2往復(@_@)この荷物では全員での磯渡しが困難なので、先に雨さんチームが出発する事に、磯は「皆津崎のエボシ」。
雨さんチームを見送った後、晴れさんチームは食材を買い物に近くのCOOPに。
買い物が終わり港に戻り荷物の整理。
あらた丸が帰ってくるのをのんびり待っていたが、中々戻ってきません。

小1時間後よ〜やく「あらた丸」が戻ってきた、荷物を積みいざ出船!


これで3人分の荷物(-_-;)

心配していた台風の影響もなく、海はべた凪!
冷凍さんと船長との話し合いで、 晴れさんチームは「鳥瀬」に向かう事に決まった!体に風を受け、奄美の島々を眺めて「来たんだな〜奄美に・・・」などと感慨に浸っている内にどんどん日が傾いていく。

日が沈みかけた頃、よ〜やく「鳥瀬」に到着。3人で全ての荷物を下ろし、平らな所に移動してる間に辺りは暗くなり、あらた丸のサーチライトに照らされての移動となった。


日頃の不摂生が祟ってか、船から荷物を下ろした時点で体力の殆どを使い果たし、移動するのにも息が絶え絶え状態(*_*)2・3ヶ運んではチョイと休憩を繰り返してる時でも、あらた丸の船長はライトを当ててサポートし続けてくれた。
やっと荷物を運び終わり、休憩の一コマ。
缶ビールで「ルネッサ〜ンス」(^_^)/

あたりは真っ暗な上、疲労が激しいので今夜は釣りを止めて宴会に変更(^_^)/
明日からの釣りに備え、英気を養う。



さすが経験豊富な大鵬さん!セッティングがものすごく早いです
竿のセッティングを終え「鳥瀬」での一投を終えた大鵬氏。
「竿 がまクエ100号 マークU」



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相当お疲れの大鵬氏
決して鳥瀬に住むホームレスではありません。



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4点張りをセッティング中の冷凍氏
「竿 ダイコーFF480HH」

9月の奄美は、まだまだ日差しが厳しい
しかし、この網代笠をかぶっていると涼しいのである。



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私もセッティング完了!釣り座は冷凍氏の右隣。
この時持参のハンマードリルのバッテーリが渡船前に充電したのにも関わらず、すぐに使い物にならなくなってしまって、アンカー1ヶも開けられなかったので、冷凍氏の物をお借りした、冷凍さんに感謝m(_ _)m
「竿 がまクエ100号」



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日除け用のブルシートを張る。
湿度が少ないので日陰が涼しく快適です。
夜釣りに備えて一休み



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気持ちよくお休みの冷凍氏
巨アラを釣り上げる夢でも見ているのでしょうか・・・



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夜釣り突入〜!巨魚よ待ってろよ〜!!


しか〜し気合いが空回り!?、3人の竿はピクリともせず、完全に物干し状態(-_-;)
巨魚のメッカ「奄美大島」だから釣れる!なんて思ってはいなかったが、
何かアタリがあるかなって思っていただけにチョイと寂しい。
なにせ付け餌もかじられてない・・・(T_T)



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翌朝は別の台風が接近しているという事で、船長より磯替えお願いされた。
って事で磯替え準備中の一コマ。

この時タイマー撮影したのだが
撮影の瞬間デジカメが後にコテッと倒れ、青空を記念撮影!
あまりのタイミングの良さに一同大爆笑。



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例のごとく、暑い中での荷物の量と重たさでヘトヘトに(^^;)
岩陰でしばしの休息。



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磯替え時、冷凍さんが奄美で知り合った友人がわざわざ手伝いに来てくれた。 そのお陰で荷物の上げ下ろしが楽になりました。

晴れさんチームのいる「皆津崎エボシ」に向かい磯替えをお願いし、1時間半後に迎えにくる事を伝え、 晴れさんチームは一端陸に上がり、3日目からの撒き餌・付け餌を受け取りに「ミスター和」に向かう。

ついでに昼飯を「味処ばじゃん葉」でとる事にした。
ここで、冷凍さんお奨めの「ショウガ焼き定食」を頼んだのだが、ど〜見てもポークソテー、それも3枚!
お値段もリーズナブル!恐るべし奄美。

腹ごなしも終えて、雨さんチームを迎えに。



磯に着いて“あれ?荷物が少ないな〜・・・”と思ったのも束の間、岩陰から次から次へと出てくる事(^_^;)。
渡船に足の踏み場も無い程に荷物を満載にして、次なる釣り場に移動開始!。
晴れさんチームは曽津高崎の「車崎」へ、雨さんチームは同じく曽津高崎の「平瀬」へ向かう事になった。
雨さんチームが乗って暫くしたら、晴れているのに土砂降りのスコールが・・・(-_-;)
雨さんチーム代表の堤防さんが居る所雨が付きまといます!

まずは晴れさんチームが「車崎」に渡礁、次に雨さんチームが「平瀬」に渡礁した。
大鵬さんの計らいで良い場所に竿をセッティングさせて頂く事に。
アンカーを打つ時に、今度は大鵬さんのハンマードリルをお借りしてセッティング。



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船着き場付近に釣り場を構えた冷凍さん



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左端に釣り場を決めた大鵬さん



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大鵬さんの右隣に釣り場を決めた私



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3日目の晩を迎える大鵬さんと冷凍さん



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日が沈み始め、いよいよ夜釣り突入!
何が釣れるかな〜、ワクワク(^O^)

しか〜し、何事もなく夜が明ける。
またもやアタリなし!
まさか、このままアタリなしで終わるんじゃないだろ〜な〜・・・(-_-;)
いやっ、ドラマは最後にクライマックスを迎えるのが定番だ!
今夜こそは!と思う事にする。



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いよいよ明日の朝には撤収する、
最後の釣りに期待を胸じゃなく、腹を脹らます大鵬さん。



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雨さんチームはど〜してるかな〜と、気遣う大鵬さん



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生き餌釣りは任んかい!と気合いが入る
大鵬さん

いわゆるクーラー座り釣方!
食いが渋い中これでウメイロモドキを3匹ゲット!私は辛うじて1匹ゲット。
大鵬さん曰く、「この魚は餌持ちがえ〜で〜」

そうこうしていると雨さんチームから
「波が上がってきて釣りにならないので撤収する」
と連絡があり、約半日を残し釣り終了宣言。
撤収時私らに「がんばって〜」とエールを送り平瀬を後にした



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日が沈み始めていよいよ最後の夜釣りに突入じゃぁ〜!
今夜こそは釣るぞぉ〜!!

と気合いを入れるも連日の夜釣りの疲れが溜まり、
いつの間にか寝てしまっていた様で(^_^;)



そこへ何処からか私を呼ぶ声が・・・
「こばんさん!こばんさん!」ん?
「こばんさん!」あっと思い跳ね起きた!

大鵬さんに魚が掛かり格闘して、私を呼んでいる声でした。「サメの様な気もするんやけど確認してぇ〜」
「じゃ〜ライト付けますよ」
なんてやりとりの後確認したらやはりサメで、「残念!サメですぅ〜」。
「じゃ〜ズリ上げてくれる、ワイヤーから切るから」って事で、道糸たぐってズリ上げ、サメさんにお帰り願った。
サメとはいえ、遠征初の生物反応に気合いが入るも海の様子がおかしい。


うねりが大きくなって来ている。冷凍さんの釣り場が波に洗われ始めた、様子をうかがいに冷凍さんの所に行った所
「チョットヤバイから、荷物を上に上げましょ〜」って事で
荷物を移動している時、これまでで一番大きな波が上がってきた。
立てかけていた餌釣り用の竿が流されそうになったので、慌てて取りに行こ〜としたら
冷凍さんが「待った!後2発くる」。とその瞬間大きいのが2発きた。「与太波は3発くるから気を付けてね」
冷凍さん、勉強させて頂きましたm(_ _)m

そんな状況なので、冷凍さんは釣りをあきらめ竿だけ回収し、竿受け投は翌朝取り外す事にした。
荷物を高台に移し終わり、自分の釣り座に戻って付け餌をチェックした。
昼間釣ったウメイロモドキが投げ入れたままの状態で戻ってきた、
「餌持ちがいいからって・・・持ち過ぎじゃ〜、食われてこんか〜い(T_T)」と叫びながら打ち返した。

しかし、ドラマは起きなかった。夜明けと共に撤収準備を始める



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あらた丸が見えてきた。舳先に堤防さんお姿が見えた、雨さんチーム全員が手伝いにあらた丸に乗って来てくれたのだ!感謝しつつ撤収完了。車崎を後にした。

船中でアタリは大鵬さんのサメだけだった事や夕べのうねりが凄かった事、堤防さんの撤収判断は的確だった等の話をしている内に港に着いた。



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今回お世話になった「あらた丸」の船長さん
大変面倒見も良く、せっかく奄美に来てくれたんだから・・・と言う事で
色々な事を嫌な顔をせず笑顔で答えてくれた。
只只感謝感謝ですm(_ _)m

荷物の整理が終わったら、また船に来て下さいとの事、お別れの飲み会をしましょ〜との申し出でした。



荷物の整理をし、宅急便で発送の手続きを終えて港に戻って来た所、船長のお仲間と既に飲み会が始められていました。



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話を聞いたら、船長ったら今日の明け方近くまで飲んでたとの事(^^;)
こちらの方は、強いと言うか元気と言うか・・・
ゴチになったのはカツオの刺身。
これが新鮮で、臭みもなく大変旨かった!

地元の醤油は甘いと聞いていたが、
ワサビをたっぷり付けた刺身との相性が抜群でした。

船長はしきりに釣果がなかった事を詫びていた。



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はた目にはささやかに見えるもてなしだろうが、
船長の気持ちも相まって楽しい一時でした。

関東組は時間がたっぷりあるが、大阪組の出発の時間が迫ってきているので、名残惜しいがお礼を言ってお別れする事にした。

渡船代だが、人数変動があるのでよく解らないと冷凍さんから聞いていたが、1人頭2万円!安い!地元では考えられない安さでした。



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こんな感じで具材を適当にのせて、鳥のだし汁をかけて頂く。
またもや3杯食べてしまった。

しかし、関西組のフライトが近づいていたので、ここでお別れする事にした。

我々関東組は夜の7時フライトの為、冷凍さんの案内で島内観光することにした。
以前は盛況だったが、今は・・・と言う某有名釣具店へ



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全長168cm 重量62.8Kgの魚拓を写真に納め、店を後にした。

島内をあちこちと案内して貰い、フライトの時間が近づいてきたので、夕食を取り空港に向かった。



今回の遠征も仲間に色々とお世話になり、また勉強させて頂いた事に感謝しています。
経験豊かな大鵬さんのアドバイスや、冷凍さんが奄美で築いた人間関係等。
今後の課題も見えてきた。
磯泊まりの連泊・大物釣りの道具等の問題はあるが、荷物をいかに減らすかだと痛感した。

最後に、大鵬さん・冷凍さん・堤防さん・夜光さん・つかやんさんありがとうございました。
奄美でお世話になった「ミスター和」の店長さん・「あらた丸」の船長さん・吉永満さんに感謝です<(_ _)>
最後の最後に 忙しい中、手配全般をして頂いた冷凍さんに改めて感謝です。

おかげさまで、楽しい遠征でした。