
宿でビールを飲みながら朝食を済ませ、9時に底土港へ
関東支部長、H氏がサルビア丸で到着。
心強い助っ人と合流だ。
私とT氏は、宿で仮眠の間、H氏は早速波止にムロアジ釣に出かけた。

午後、3人で「クニノミチ」へ
先客の上物師がいたが、私達が行くと場所を空けてくれた。
しかし、夕方から凄い風と雨で思うように釣が出来ない。
私とT氏だけだと、すぐ退散しそうだが、
H氏は雨など気にならない様子だ。(怖い!)

H氏はがまくえ70号に9/0ワイド、シーハンターの70号、
T氏はAWT尖閣100号に9/0、磯ハンターの60号、
私は、がまくえ100号に12/0、磯ハンター80号だ。
H氏のピトンは軽量で持ち運びに便利そうだ。

この日は、上物師の撒餌のせいかムロアジやツムブリがよく釣れる。
全員生餌でやるが、竿と竿の間隔が狭くお祭り騒ぎだ。
私は、死んだツムブリのぶっ込みに変更してアタリを待つ。
薄暗くなりかけた頃、私の竿が50cm程お辞儀をした、
すぐ竿元に行くと一気に沖に向いてズンという感じが伝わる。
リールを巻きにかかって驚いた。
12/0が壊れたかのように1mmもハンドルが動かない。
思わず口から「巻けへん!巻けへん!まっ」
バシッと音がして、リールの1m程上で磯ハンターの80号が飛んだ。
血の気が引いた、初めての経験だ、恐ろしいような重量感だった。
H氏、T氏も横に呆然と立っている。
気を取り直して、リールから糸を出そうとするとスプールの芯まで
めり込んだのか、2人で引っ張っても出て来ない。
根掛かりを切る要領でハンマーに残った糸を巻きつけリールを足で踏んで
引っ張りだした。
ツムブリを掛けて投げ込み竿尻をピトンに固定しようとする、
がうまくいかない?

夜中に撤収、車がある場所まで行くのに3回休憩した。
明日は朝から八丈小島に渡船を予約してある為、風雨の暗闇の中
死にそうやった。
宿に帰って、金物をチェックすると変形している、こんな事初めてだ。
どれ位の力が掛かったのだろか?
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